どういう方法で行うの?
施療には専用の治療台や平台だけで行います。
一応カイロプラクティックは専用ベット・専用治療台が無くてもどこの場所でも出来ますし、畳や床の上でもやろうと思えば出来ます。
その場合には補助具として、パッド等の緩衝材を利用して行うことになります。
治療台は「平台」という平面的な台で十分です。
現在のカイロプラクティック治療所では、たいてい専用のカイロプラクティック治療台を利用している所が殆んどでしょう。
私は日本製のマニュピレーション台‥MR-300を利用しています。
m(_ _)m
このマシーンは単純なものですが、十分な機能を持っています。
しかしお客さんに治療台を見せたところで、治療台が勝手にお客さんの体を調整する訳ではありませんね。 (^∇^)
しかし治療台を利用する前に、しなければならないことがあります。
・・・・・ 問 診 ・・・・・
質問事項にご自身で記入してもらいます。
生活様式、仕事や原因に成ったであろう問題点を話してもらいます。
‥食事、運動、睡眠、休息の事‥それらの話を聞かせて頂き、
今起こっている症状との関連性を探求していきます。
・・・・・ バイタル検査 ・・・・・
必要な方々には体温や脈拍、心拍数、血圧(左右)等々を測定します。
しかし現行の医療法により、医者と同じ行為をし、それをお客さんに結果(数値)を知らせる事は「違法行為」に成りますので、「数値のお知らせ」は出来ません。
理由は医者と同じ事をしてはいけないので、決められた範囲で行います。
・・・・・身体的特徴の観察・・・・・
お客さんの姿勢や、筋肉・関節の関係等を、当方が判断するのですが、眼で見て又は計測器で測って判断する検査です。
筋肉の緊張度合いや全体的にどうなっているのかを判断していきます。
特に背骨の「先天的・後天的」な歪みを判断するのに重要なテストです。
姿勢や歩行を見て何が原因なのかを判断していきます。
・・・・・ 神経学的・整形外科的検査
・・・・・
カイロプラクターはこの検査をかなり重要視します。
それは個別的な検査をし、その症状の発端が何から起こっているのかを絞り込んで行くための検査です。
これをしないと原因が明確化して行きません。
そしてどの様な治療方法がこのお客さんに適しているのか、を判断するための重要な要因になります。
しかし「100%正しい」という判断が確実に出ないときもありますが、あらゆる角度から見るように、違いに応じた検査を行ないます。
・・・・・ その他の検査 ・・・・・
これも個別的にしなければならないので、その一つ一つをここで書くことは出来ませんが、歩行の問題、手や腕の動かし方、座り方、物を持つ時にどの様にしているかとか、それはもう気が付くと「こんなに観察しているのか」という位に、お客さんの行動を主体に観察しています。
お客さん自身が気が付いていない
これが重要な点です。 「気が付いていない…」からこそ、格言で言えば「塵も積もれば山となる」、この言葉通りに問題が積み重なって、体が問題を引き起こすようになってしまっているのです。
次に精神的な問題。 それはその人の人生とでも言える問題です。
その人がどの様な生き方をされて来ているのか、という現実の問題です。
仕事や趣味、身体を動かしている条件が、どのようなものであるのか。
生活習慣が身体の構造を左右させている、とても大きな要因であります。
だからその「生活習慣とその人の考え方」に問題があるということになります。
ただこの場合に、患者さんによっては心のオープンな方、その反対に心を閉ざす方、色々な方々が居られますので、同じパターンで話をすることは出来ません。
しかし生活習慣で作られている体の特徴や問題点を把握するためには、どうしても話して頂きたいこともあります。
無理に聞くことはありませんので、正直に話していただけると幸いです。
勿論その秘密は守るのが義務ですので、誰に喋るという事はありません。
こういった側面も、身体と心、という重要な問題になります。
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